骨折かと思ったら実際はしてなかった患者様の話

今回は経験がある人もいるかもしれませんね。『関節痛』についてのお話です。
実際にいらっしゃった患者様のことを中心にお話しさせていただきます。
自転車によく乗られる方や、よく外出される方など要注意です!
是非最後まで読んでみてください。

自転車に乗っている方は常に転倒やケガと隣合わせですよね。
その患者様もよく自転車に乗られる方でした。
そして転倒してしまいました。大変な事態ですよね。

肋骨と鎖骨が激痛に襲われていたので「確実に骨折だ…」と紹介状を書いてレントゲンを撮りに行ってもらうことにしました。
しかし、どちらの骨にも異常なし…。
これは大変だと、すぐに治療に取り掛かりそこから2ヶ月間痛みが和らぐようにと治療を重ねてきました。

しかし、肋骨の痛みはかなり和らいだようですが、鎖骨の痛みがなかなか取れませんでした。
鎖骨だけではなく肩の関節の痛みがひどいようでした。実はこれ肩鎖関節という関節痛の一種だったのです。
確かに肩は皆さん日常生活の中で動かす機会が多いので痛みが引きづらい部位です。

ですが、それにしても治りが遅い。
これはなぜかと患者様にお伺いしてみました。
そこで納得しました。
その患者様、ディズニーに行くために舞浜までの往復70kmの道のりを自転車で走っていらっしゃったみたいで…。

実は肩は、腕の上下運動だけではなく「自転車に乗ること」や「パソコンを操作する」などの日常的な姿勢でも負担がかかっているのです。
普段当たり前のようにやっていることだけになかなか皆さん気づかれなかったりするんですよね。
皆さんがどこかを痛めてしまい、その痛みが長引くようであればそういった"日常"を振り返ってみることが大切かもしれませんね。

そこから肩を激しく動かすのは控えてもらい、無事痛みも引き、完治しました。

このご時世ですし、外に出て新鮮な空気を吸うことは大事なことです。
しかし、過度な運動はケガの恐れもありますので皆さんも無理しないでくださいね。

次回は、今回とは反対に『折れていないと思ったら折れていた患者様の話』をしたいと思います。

今後も投稿して参りますのでよろしくお願いいたします。

ふじと接骨院 院長
藤戸慎一郎

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